郷土料理「天神花」は簡単で美味しい

簡単で美味しい郷土料理のなかでも特に食べやすく、つまみにもぴつたりです。
北九州市の各家庭に、口伝えで受け継がれている郷土料理で家族で囲む食卓に、いつも当たり前に登場している地元の自然の恵みたっぷりの料理で、とても簡単で美味しい逸品です。
毎年7月ごろ、北九州市八幡西区上の原の「涼(すずみ)天満宮」ほか、上津役(こうじゃく)近辺で開催される祇園祭・山笠(通称「天神祭」)がある時に各家庭でつくられます。
各地区の山笠が街を巡ります。地区ごとの接待場所で、酒と料理が振る舞われるのですが、その際に欠かせないのが「天紳花」。
筑前煮を串に刺し、神輿の担ぎ手が箸や皿を使わず、サッと簡単に食べられしかもとても美味しい、歴史の中で工夫された祭事料理です。
各地区の主婦たちが集まり、わいわい楽しく串を刺していくのが伝統とのこと。大皿に弧を描き、一輪の花に見えるよう盛り付けられます。


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郷土料理「天神花」の作り方

材料(すべて適量)いいかげんなようですが、ここが口伝えの良いところです。
具材;かしわ(鶏肉)、鶏のミンチボール、コンブ、シイタケ、コンニャク、ニンジン、レンコン、キュウリ、紅白かまぼこ
調味料;砂糖・塩・みりん、コショウ ※具材に特に決まりはないのでお好みで何でも使いましょう。タケノコ、シシトウ、丸天、子ども用にウインナーなどを入れてもOK。白だしを利用してもいいでしょう。
作り方
@鶏のミンチボールとコンブ以外の具材を、均等に一口大の大きさで乱切りする。Aコンブを”結び昆布”にする。
Bかしわをゆで、だし汁をとる。Cコンニャクをから煎(い)りする。
Dニンジン・キュウリ・紅白かまぼこ以外の@、鶏のミンチボ−ル、ACをBに入れ、調味料を加えて煮込み、コショウで味を整える。
Eニンジンを砂糖と塩で煮る。Fキュウリ・紅白かまぼこ、DEを彩りよく、5個か7個、奇数で竹串に刺していく
GFを大皿に弧を描くように並べ、一輪の花のように見せ出来上がりです。

郷土料理を作る主婦たちの話

簡単で美味しい郷土料理「天神花」は、主婦たちが集まってわいわいと楽しみながら作る、この地区ならではの料理です。
「地区ごとに味付けもちょっと違うみたいですよ」と、手早く鍋をかき混ぜながら話す、嫁の加藤隆子さん。「天神花」は、嫁いできたときから毎年作り続けているそうです。「大人数で集まって騒ぐのが好きなんです」という隆子さん。
器や盛り付けにもこだわり、自家製野菜を使った手作り料理を振る舞う機会も多いとのこと。「この結び昆布と紅白のかまぼこは”縁起もの”」と串に具材を刺しながら話す、姑のチヨ子さん。
「私が嫁に来た頃は畑仕事が主で、「天神花」作りにはお姑さんが行っていたから・・・」と話しながら、隆子さんと一緒に楽しそうに料理してくれました。

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